若者へ youthful dream 2003 12 3
「大学で学ぶ若者へ」
すでに完成した学問を暗記して、いい点数を取っても、
それは、学問とは言わない。
高校の延長に過ぎない。
試行錯誤するかもしれないが、
自分で、自分の力で、自分の道を探すべきである。
試行錯誤も失敗も、若者の特権である。
若者が、いくら試行錯誤しても、いくら失敗しても、
誰も、若者を非難しない。
だからこそ、試行錯誤も失敗も、若者の特権である。
若者は、失敗を恐れる老人のような生き方をしてはいけない。
さて、文科系の学生の、就職希望ランキングを見ると、
ランキングの上位に出てくる企業については、
投資家として、あまり、株を買いたくない企業ばかりです。
今の若者には、開拓者精神はないのでしょうか。
今は、世界的に有名な大企業も、数十年前は、町工場でした。
今、私が大学生ならば、新興市場の企業を、就職先として、探します。
ある時、学友が、企業の役員名簿を見ていて、
石炭産業の役員に、超一流大学の出身者が多いのに気づいて、
なぜですかと、教授に質問していました。
教授は、「あの当時は、石炭産業は、時代の花形産業だったのだ」と答えました。